Apple、マルチタッチインターフェイスを搭載したiPod nanoを発表

アップルは、新しい第6世代の「iPod nano（アイポッドナノ）」を2010年9月より順次発売すると発表した。

内蔵フラッシュメモリ容量は、8GB、16GBの2モデル。

対応音声圧縮方式は、AAC（8～320 Kbps）、保護されたAAC （iTunes Storeから購入）、HE-AAC、MP3 （8～320 Kbps）、MP3 VBR、Audible（フォーマット2、3、4、Audible Enhanced Audio、AAX、AAX+）、Apple Lossless、AIFF、WAV。

1.54インチ（240×240ドット）マルチタッチ液晶ディスプレイを搭載。プレイリストやアーティスト、ポッドキャストといった機能を液晶に表示されるアイコンで選択して操作する。アイコンの並べ替えも可能。

FMラジオ、ポッドキャスト、ボイスメモ、時計、歩数計、フィットネスの「Nike + iPod」などの機能を搭載する。

パソコンとのインターフェイスはUSB2.0。また、メニュー名や曲名などを読み上げる「Voice Over」機能も搭載している。

電源はリチウムイオン充電池。再生時間は音楽で最大24時間。充電はUSB経由でコンピュータまたは電源アダプタ（別売）を使う。充電時間はバッテリー容量の80%充電まで1.5時間、完全充電まで3時間。

外形寸法は、37.5×40.9×8.78mm（横×縦×厚み、クリップ含む）、重量は21.1g。

カラーバリエーションは、シルバー、グラファイト、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンク、（PRODUCT） REDの7色。

＜コメント＞
第5世代のiPod nanoと比較すると、正方形に近い筐体となって小型化された一方、カメラや動画再生機能が割愛されている。つまり商品名は同じiPod nanoだが、大きく製品のセグメントを変更したと言える。このスペックで十分と考えるユーザーがいることは理解できるが、第5世代のiPod nanoを求めていたユーザーへの回答は今回用意されておらず、アップルがこのセグメントのユーザーをどのように考えているのか興味深い。

関連リンク：アップルの発表リリース