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au、高速データ通信「WIN HIGH SPEED」を発表

KDDI、沖縄セルラーは、「EVDOマルチキャリア」技術を導入し、受信速度が最大9.2Mbps、送信速度が最大5.5Mbpsの高速データ通信が可能な「WIN HIGH SPEED」の提供を、対応機種の発売と同時に開始すると発表した。

「EVDOマルチキャリア」技術は、受信最大3.1Mbps/送信最大1.8Mbpsの「EV-DO Rev.A」のキャリア(搬送波)を同時に最大3本まで利用することで、データ通信の高速化を実現する技術。
また、1台の携帯電話が複数キャリアを同時に利用することによって、データ送受信をさらに効率化でき、ひとつのキャリアのみ利用する現行の「EV-DO Rev.A」と比較して、通信速度が最大3倍に向上するとしている。

対応機種は2010年秋の新モデル「REGZA Phone IS04」「SIRIUSα IS06」「BRAVIA Phone S005」「Cyber-shot ケータイ S006」「T006」「X-RAY」「G11」の7モデル。以後、順次拡大予定。

対応エリアは、大都市圏およびその周辺、県庁所在地の基地局を優先的に、複数キャリア化を実施しており、2本以上のキャリアが実装された基地局のカバーエリアが、「WIN HIGH SPEED」対応エリアとなる。

<コメント>
モバイルデータ通信では、NTTドコモが年内にもより高速なLTEを開始する予定で、各社も同様にLTEの計画は持っている。そのサービス開始時期には2年程度の開きがあり、もっとも開始時期が遅いKDDI(au)としてはその間に高速モバイルデータ通信へのニーズを逃がさないよう、少しでも現行より速いサービスを用意してLTEまでつなぎたいところだろう。

関連リンク:KDDIの発表リリース

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