トップページ»技術情報»日本TI、ネットワーク対応オーディオ製品向け『DA8x Aureus nSDK』を発表

日本TI、ネットワーク対応オーディオ製品向け『DA8x Aureus nSDK』を発表

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、コンシューマ・オーディオ・エレクトロニクス(CE)製品メーカー各社向けに、『nSDK』(ネットワーク・オーディオ・ソフトウェア・デベロップメント・キット)を発表した。

『DA8x nSDK』は、複数のオンライン音楽配信サービス、ローカル・ネットワークからのストリーミング・オーディオ機能およびネットワーク経由の相互接続を実現する複数の標準規格に準拠した、包括的なソフトウェア・フルパッケージ。

主要なオンライン・ラジオ・サービスに対応したAPI群を提供するほか、デジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス(DLNA)、ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ(UPnP)など、ネットワーク経由の相互接続を実現する複数の標準規格やUSB オーディオをサポートし、オーディオ・プレーヤおよびオン・スクリーン開発ツールキット、Community Linux サポート・パッケージを含む。

『nSDK』は、製品開発のスタートに必要なソフトウェアのビルディング・ブロックを提供するとともに、新たなサービスの追加や、最終製品のユーザー・インターフェイスのカスタマイズも可能となっている。また、提供されるソフトウェアは、そのままリファレンスデザインとして製品に組み込むことができる。

この製品により、nAVR(ネットワーク対応オーディオ/ビデオ・レシーバ)やネットワークに対応したミニコンポやラジオ端末などのオーディオ製品に、インターネット・ラジオやDLNA、ストリーミング配信などのサービスの各種アプリケーションをARMコア上で簡単に開発・統合することが可能となるとしている。

<コメント>
オーディオをデジタルコンテンツで管理することが当たり前になり、インターネット経由ばかりでなく、ホームネットワーク上でもオーディオコンテンツをやりとりし聴取する機器が増え始めている。こうしたトレンドをさらに普及させる開発キットと位置づけられるだろう。

関連リンク:日本テキサス・インスツルメンツの発表リリース

【広告】

コメント&トラックバック

トラックバックURL:http://www.emd.gr.jp/2011/01/20/1347/trackback/