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インテル、PC 用データ転送技術 Thunderboltテクノロジーを発表

インテルは、高速データ転送とハイ・デフィニション(HD)ディスプレイ接続を 1 本のケーブルで可能とするPC 向けの新しい高速接続技術、Thunderboltテクノロジーを発表した。

Thunderboltテクノロジー(開発コード名: Light Peak)は、機器間の接続を10Gbpsという高速化かつ簡素化し、高速なデータ転送と HD ビデオ接続を 1 本のケーブルで行なえるようにしている。データ転送用にPCI Express、ディスプレイ用にDisplayPortの 2 つの通信技術、プロトコルが採用されており、既存の DisplayPort 対応ディスプレイやアダプターと互換性を持たせ、すべての機器はコネクタを共用でき、銅線ケーブルでも光ケーブルでも、さまざまな端末を簡単に接続することができるとしている。

Thunderboltテクノロジーには、インテルのコントローラ・チップが必要であり、モバイル機器に適した小型接続端子が使用され、すでに Aja、Apogee、Avid、Blackmagic、LaCie、Promise、Western Digital などの企業が対応製品を発表または開発中としており、Apple の新型 MacBook Pro に採用され、まもなく市場に登場する予定。

<コメント>
この規格は2009年にLight Peakという開発コードで明らかにされ、当時は光伝送を想定したものだったが、いつの間にか銅配線も含まれるようになった。これではUSB3.0との競合は避けられないものと見られ、いずれ登場するであろう対応メディアプレーヤーがどちらを採用するかで態勢は大きく変わるのではないだろうか。

関連リンク:インテルの発表リリース

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