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日立ソリューションズ、デジタルコンテンツの違法コピーを防止するサービスをクラウドで提供開始

日立ソリューションズは、マイクロソフト社のデジタル著作権管理(DRM)技術「PlayReady」を利用したデジタルコンテンツの違法コピーを防止できる「DRMサービス powered by PlayReady」の試行環境を2012年2月13日から提供を開始し、2012年3月1日から本番サービスとして運用を開始すると発表した。

「DRMサービス powered by PlayReady」は、マイクロソフト社のDRM技術「PlayReady」を採用し、日立ソリューションズがクラウドサービスとして提供される。このサービスは、エンドユーザーがコンテンツをダウンロードする際に必要となるライセンスキーをサーバーから発行する。これにより、ライセンスキーが発行されていない端末からは、デジタルコンテンツを再生(復号)することができないため、違法コピーを防止することができるとしている。

また、コンテンツ配信事業者は、既存のコンテンツ配信システムを利用しながら、DRMに対応した音楽、動画、電子書籍などのコンテンツ配信が可能となり、既存システムの大幅な改修を行う必要がないため、申し込みから最短数日間でサービスを開始できるとしている。

予定価格は初期費用が210,000円(税込)、月額固定費用が52,500円(税込)。さらに月間に発行したライセンス数に応じた費用として1ライセンス1円が必要となる。

<コメント>
デジタルコンテンツの著作権管理システムは当サイトの初期の頃にいくつか紹介していたが、このところはDRMフリーとする配信サービスの盛り上がりもあり、久しく絶えていた。このサービスにしても、PlayReadyに対応する端末については具体的に明示されておらず、どれだけニーズに応えられるものか分かりにくい。一方で、こうしたサービスで価格が明示されているのは隔世の感がある。

関連リンク:日立ソリューションズの発表リリース

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