ソフトバンク、下り最大110Mbpsの「SoftBank 4G」の提供を開始

ソフトバンクモバイルは、業界最速となる下り最大110Mbpsの高速データ通信サービス「SoftBank 4G」を2012年2月24日より提供を開始すると発表した。

「SoftBank 4G」は、2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム「XGP」を高度化させた「AXGP」を利用した通信サービス。

対応エリアは、2011年度末には札幌市、さいたま市、千葉市、東京23区、横浜市、川崎市、名古屋市、大阪市、神戸市、福岡市、北九州市および上記周辺都市、2012年度末には全国政令指定都市の人口カバー率を99％まで拡大する予定としている。

料金プランは「4Gデータし放題フラット」で月額5,985円。2012年4月30日までの「4Gデータ通信スタートキャンペーン」期間中に申し込むと月額4,980円。また、スマートフォンやタブレット端末のユーザー向けには、2012年4月30日までに契約すると月額3,880円となる「スマホセット割」を実施する。

なお、2012年10月の利用分より、月間5GBを超える通信は自動で送受信最大128kbpsに制限される。ただし、2GBの利用ごとに2,625円を支払うことで、5GBを超えた通信でも制限なく利用することが可能。

対応端末はモバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G SoftBank 101SI」（セイコーインスツル製）を、2012年2月24日より販売する。「SoftBank 4G」エリアでは下り最大76Mbpsの高速通信が可能で、下り最大42Mbpsの「ULTRA SPEED」にも対応し、幅広いエリアにてWi-Fiのアクセスポイントとして利用できる。

＜コメント＞
ウィルコムが高速データ通信サービスとして進めていたXGPをTD-LTEと互換性を持たせることでAXGPという名称でMVNO向けに提供されたサービスを、ソフトバンクモバイルが一般向けに提供するもの。高度化といって名称を継承することは妥当かという議論もあるが、帯域をムダにせず将来性のある規格となったのであれば、まずは期待したい。

関連リンク：ソフトバンクモバイルの発表リリース