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エリクソン、人体高速通信技術「Connected Me」を開発
エリクソンは、人体を通信ネットワークの一部としてデータを送受信できる技術コンセプト「Connected Me」を発表した。
「Connected Me」では、送信機の電極で電圧を変調し、受信機の電極で電位の変化を検出することで信号の送受信を行う。物理的には「容量性カップリング」と呼ばれる現象が利用されており、その際、電位の変化に並行して、ごく少量の電流が人体を流れる。
デモンストレーションでは、特別なデジタル回路が実装されたスマートフォンとデバイスを使用し、人体を伝送路に使い、6~10Mbpsの通信速度を達成したとしている。
人体への影響については、使用する電力レベルは低く、危険はないとしている。なお、ラボ・キットはICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)が策定し、WHO(世界保健機関)が公認した標準に準拠しているとしている。
エリクソンでは、「Connected Me」を車やホテルの部屋の鍵やお店での決済、プリンターに接続して携帯電話にある文書印刷などの用途を想定している。
また、技術的には20~40Mbpsが達成可能な範囲であるとしている。
<コメント>
人体高速通信技術としては、当サイトでもNTTの開発した技術を2005年に紹介しているが、実用に至ったというニュースはまだ聞いていない。スマートフォンを中心としたモバイルコミュニケーションの発達が実用化への後押しになるだろうか。
関連リンク:エリクソンの発表リリース
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