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ソニー、定額制音楽配信サービス 「Music Unlimited」を日本国内でも開始
ソニーは、クラウドベースの定額制音楽配信サービス 「Music Unlimited(“ミュージックアンリミテッド”)」を、2012年7月3日より日本で開始したと発表した。
料金は30日間1480円で、最初の30日間は無料となる。
「Music Unlimited」は、PCやスマートフォン、ゲーム機などさまざまな機器で音楽を楽しめるクラウドベースの定額制音楽配信サービス。ソニーは、2010年12月の英国、アイルランドでの開始を皮切りに、北米、欧州諸国等に順次導入し、今回新たに導入した日本を加え、全世界17カ国で展開していることとなった。
楽曲はサービス開始当初、EMIミュージック・ジャパン、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサル ミュージック、ワーナーミュージック・ジャパンなどの主要音楽会社を始め、多数のインディペンデントレーベルなどから許諾を受けた楽曲を提供し、今後、順次追加していくとしている。
サービスとしては「ジャンル」や「年代」、最新ヒットチャートなどが聴ける「プレミアム」、ソニー独自の12音解析技術をベースに、“リラックス”、“朝のおすすめ”などのチャンネルが楽しめる「SensMe」の4つのカテゴリーに分かれた、合計57の音楽チャンネルが設定されている。さらに、お気に入りのアーティストを登録することで、そのアーティストの楽曲を中心とした「マイチャンネル」を手軽に作成できる。
ユーザーが楽曲の「好き/嫌い」を選択することで、ユーザーの嗜好を学習し、嗜好データに基づいて、クラウド上の幅広いライブラリの中から、ユーザーの好みに合うと思われる楽曲を自動的にお薦めするパーソナライゼーション機能も備えている。
対応機器としては、XperiaなどのAndroid搭載スマートフォン、“Sony Tablet”などのAndroid搭載タブレット、Android搭載“ウォークマン”、 PlayStation3、PlayStationVita、VAIOなどのWindows PC、Macなどが挙げられており、7月中旬以降に、ネットワーク対応の液晶テレビ<ブラビア>(2010年以降に発売のモデル) 、ソニー製ブルーレイディスクプレーヤー「BDP-S380」「BDP-S480」、ソニー製マルチチャンネルインテグレートアンプ「TA-DA5700ES」が準備されている。
それぞれの機器において、同じSony Entertainment NetworkのIDでログインすれば、自分のプレイリストや、再生履歴などを、どの機器からも呼び出せ、音楽が楽しめる。
XperiaなどのAndroid搭載スマートフォンやAndroid搭載“ウォークマン”、PlayStationVitaでは、インターネット経由のストリーミング配信に加え、事前にインターネットに接続してプレイリストやチャンネルをキャッシュすることで、オフライン再生も可能となっている。
パソコンなどユーザーの機器に保存している楽曲やプレイリストを、「Music Unlimited」が提供しているクラウド上の楽曲と同期させることが可能となる「Music Sync(ミュージックシンク)」機能も提供される。同期された楽曲とそのリストは、クラウド上にあるお客さまご自身の「マイライブラリ」に自動的に反映され、どの対応機器からでも再生することができる。
<コメント>
海外で提供され注目されていたソニーのサービスが国内でも登場。すでに海外で展開されていただけあって、サービス内容はかなりユーザー目線で期待できるものとなっている。しかしながら、音楽配信サービスがアップル主導になっていることは明らかで、これを覆すことができるかどうか興味深い。
関連リンク:ソニーの発表リリース
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