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UQ、WiMAX Release2.1規格の採用検討を発表

UQコミュニケーションズは、 2012年10月30日にWiMAX ForumがWiMAX Release2.1規格を発表したことに伴い、UQ WiMAXの次世代サービス規格として、WiMAX Release2.1規格を採用する方向で検討に入ることを発表した。

WiMAX Release2.1規格は現在UQが採用しているWiMAX Release1.0規格を含むこれまでのWiMAX規格との親和性確保と高速化、更にはTD-LTE方式との互換性確保によるエコシステム構築を目指した規格となっている。

UQはデータ通信量の増大に伴う周波数逼迫に対し、総務省に新たな20MHz幅の周波数割当を求めており、WiMAX Release2.1をその新規周波数帯域に導入する予定。

WiMAX Release2.1規格の採用により、既に整備された日本全国規模のWiMAXエリアもシームレスに利用できる次世代WiMAXサービス「WiMAX 2+(「ワイマックスツープラス」仮称)」の提供の検討に着手するとしている。

<コメント>
ドコモに続き、イーモバイル、au、ソフトバンクとLTEサービスの開始が相次ぎ、通信速度もWiMAXを超え始めている。まだカバーエリアに一日の長があるものの、WiMAXという規格自体への将来性の不安もあり、LTEに対して今後の苦戦が予想されていた。新しい2.1規格がTD-LTEとの互換性を保ったことで将来性にもひとまず安心感を与え、サービス事業者としては他社のLTEサービスに対抗していく戦略となるだろう。

関連リンク:UQコミュニケーションズの発表リリース

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