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東芝、次世代コンテンツ保護技術SeeQVault規格準拠のmicroSDHCメモリカードを発売

東芝は、ハイビジョン動画をメモリカードなどの記録媒体に保存するための次世代コンテンツ保護技術「SeeQVault(シー・キュー・ボルト)規格」に準拠したmicroSDHCメモリカードを2013年10月下旬に発売すると発表した。

これまで、HD画質の放送コンテンツやネットワークからダウンロードしたコンテンツをメモリカードに保存し、録画した機器以外で再生する場合は、コンテンツ保護の観点からSD画質でのみ可能で、HD画質での保存はできなかった。新商品は、SeeQVault規格に準拠し、HD画質の放送コンテンツやDLNAで採用されているDTCPによって保護転送されるコンテンツをHD画質の状態のまま録画・保存し、スマートフォンやタブレットなどで楽しむことができる。

SeeQVaultは、東芝とパナソニック、サムスン電子、ソニーが共同開発した次世代著作権保護技術。SDメモリーカードなど、フラッシュメモリを利用した様々なストレージデバイスで利用できるコンテンツセキュリティで、NSM Initiatives LLCから2013年2月25日に技術ライセンスが開始されている。

容量は16GBと32GB、スピードクラスはUHS Speed Class 1に対応し、最大書き込み速度は20MB/S、最大読み込み速度は40MB/S 。

<コメント>
2011年12月に記事にしている「次世代 セキュア メモリーイニシアティブ(仮称)」の成果がようやく出てきたと見られる。オーディオ分野ではハイレゾ化と共にDRMフリーが一般的になっているが、映像分野ではまだ様々な著作権保護技術が求められていることが分かる。

関連リンク:東芝の発表リリース

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