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ソニー、ハイレゾ対応HDD内蔵オーディオプレーヤーを発表

ソニーは、ハイレゾリューション・オーディオファイルの再生に対応した、ホームオーディオ商品全6機種を2013年10月より発売すると発表した。

商品群は、HDDオーディオプレーヤー2機種『HAP-Z1ES』『HAP-S1』やUSB DACアンプ『UDA-1』、ステレオインテグレートアンプ『TA-A1ES』、スピーカーシステム2機種『SS-HA1』『SS-HA3』から構成される。

HDDオーディオプレーヤーの容量は500GB(HAP-S1)、1TB(HAP-Z1ES)。USB接続による増設にも対応する。

対応音声圧縮方式は、DSD(DSF、DSDIFF)、LPCM(WAV、AIFF)、MP3、WMA、AAC、FLAC、ALAC、ATRAC(NON DRM)。ギャップレス再生にも対応する。

専用のPCアプリケーション「HAP Music Transfer」をインストールすることで、PC内のHDDやネットワークハードディスクで管理する楽曲を、内蔵のHDDに自動でコピーできる。HDDに転送された楽曲はGracenoteの楽曲情報データベースと照合され、合致するアルバムやジャケット写真などのメタデータを自動で取得する。Ethernetに加え、Wi-Fi(IEEE802.1 1b/g/n)通信にも対応する。

本体のジョグダイヤルを回し、本機のHDDに保存された楽曲タイトルを、スムーズに閲覧し選択、音楽再生できる。さらに、専用のモバイルアプリケーション「HDD Audio Remote」をスマートフォンやタブレット端末(Android 2.3以降およびiOS5.1以降に対応)にインストールすれば、これらの端末を用いて、本機のHDD内の楽曲を高速で閲覧でき、快適に操作することができる。

「HAP-S1」は、最大出力40W+40WのL/R 独立型の広帯域パワーアンプを搭載、左右の音が干渉しにくいクリアなサウンドを実現。高音質にD/A変換を行う技術やDSEEなどの音響信号処理技術を搭載し、圧縮音源からハイレゾ音源(~DSD5.6MHz、192kHz/24bit)まで高音質で再生する。

入力端子は光デジタル音声×1、同軸デジタル音声×1、アナログ音声×2(RCA)。出力端子はヘッドフォン×1とアナログ音声×1。消費電力は70W(待機時0.3W)、265×304×88mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.8kg。

発売日は2013年10月12日。価格はオープン。

「HAP-Z1ES」は、理想的なD/A変換を行うアナログFIRフィルターを含む高性能フィルターを搭載。DSD信号に含まれる可聴帯域外の超高域のノイズを効果的に低減する。

さらに様々な形式の音楽データを5.6MHzのDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」を搭載。DSEEにより、MP3やAACなどの不可逆圧縮音源に対しては、圧縮によって失われがちな高音域や消え際の微小な音を復元し、広がりのある自然な音質を実現し、リニアPCM音源やロスレス圧縮音源でも、デジタル化によって失われた微小領域の信号を復元させ、より原音に近い自然な音質を再現する。

なお、「HAP-Z1ES」はアンプは内蔵せず、「TA-A1ES」などと組み合わせて利用する。消費電力は25W(待機時0.3W)。外形寸法は430×390×130mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.5kg。リモコンが付属する。

発売日は2013年10月26日。メーカー希望小売価格は210,000円(税別)。

<コメント>
国内メーカーでは久し振りの据え置き型のプレーヤーと言えよう。国内サービス専用といった制限もなく、話題となっている海外メーカーのネットワークプレーヤーに近い構成と価格設定となっている。これでハイレゾ音源の配信サービスも盛り上がることを期待したい。

関連リンク:ソニーの発表リリース

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