ヤフーがイー・アクセスを買収、「Y!mobile」事業を開始

ヤフーは、イー・アクセスの株式の99.68％（議決権比率33.29％）を、ソフトバンクから3,240 億円で2014年6月2日に取得することを取締役会で決議したと発表した。

イー・アクセスおよびウィルコムは、2014年6月1日を効力発生日として合併を行う予定のため、ヤフーは当該合併の効力発生等を条件として、当該合併後の存続会社であるイー・アクセスの株式を取得する予定としている。

ヤフーでは、合併後の存続会社をワイモバイル株式会社と改称、日本で最初の「インターネットキャリア」として、「ネットの生み出す楽しさ・便利さをみんなの手元に届ける」ことをコンセプトに、日本初のインターネットキャリア事業「Y!mobile」（予定）を展開していくとしている。

なお、イー・アクセスおよびウィルコムが提供するPHSサービス、MVNO向けサービス、およびADSLホールセールについては、今後も継続して提供するとしている。

＜コメント＞
2月に唐突に発表されたイー･アクセスとウィルコムの合併延期の理由は、この買収を前提としたものだったのかと、推察する。ブランドの統一は悪くないが、ヤフーの名前を冠することによる付加価値をどれだけ出せるのか、興味深い。

関連リンク：ヤフーの発表リリース