アップル、国内で「iTunes Match」を開始

アップルは、クラウドサービスの「iCloud」上で、ユーザーが保有する楽曲を総合的に管理したり再生したりできるサービス「iTunes Match」の日本国内での提供を開始した。

「iCloud」上に最大2万5000曲を保存でき、利用料は年額で3980円。

「iTunes Match」は、自分のiTunesに登録されている楽曲と、iTunes Storeで販売されている3,700万曲以上の楽曲のリストを突き合わせ、“マッチ”したものを「その人がiCloudで再生可能な曲」として、iCloud上のライブラリに追加できるサービス。

「iCloud」の楽曲をパソコンで再生する場合、楽曲はストリーミング再生で楽しむことも、ダウンロードすることも可能。iOS端末で利用する場合は、ダウンロード後に再生できるようになる。アーティストやアルバム、プレイリスト単位でのダウンロードも可能。楽曲データは、DRMフリー、256kbpsのAAC形式として利用することができる。

「iTunes Match」の対象端末は、iOS 5.0.1以降を搭載したiPhone 3GS～、iPod touch（第3世代～）、iPad、iPad mini。パソコンは、iTunes 10.5.1～がインストールされたMac、Windowsパソコン。利用できる端末は最大10台。

＜コメント＞
iOS端末の容量以上に楽曲データを保有し、同期の度ごとに何を同期させるか選択に悩んでいるユーザーには便利なサービスだろう。ただ有料と言うこともあり、この利便性を実感できるユーザーは限定される印象もある。まだCDのまま保有を続け、デジタル化していないユーザーにデジタル化のきっかけにはなるかもしれない。

関連リンク：iTunes Matchのサービスページ