米Rioportは、携帯機器向けに直接音楽配信を行うDirect-to-Device(d2d)サービスを発表した。
このサービスは携帯オーディオプレーヤーや携帯電話などPC以外の機器に対して直接配信を行うことでより安全に著作権を保護することができるとしている。
Rioportはこのd2dサービスを同社のPulseOne Media Serviceの一部として、オーディオメーカーやインターネットアプライアンスベンダーに提供していく。
Rioportは既に5大メジャーレーベルと多くのインディーズレーベルと音楽配信事業について提携しており、d2dサービスの実験もいくつかのレーベルと共同で始める。
d2dサービスはユーザーの機器やDRM(著作権管理方式)を意識せずにネットワーク上から楽曲を購入することが可能になっている。
これによりメーカーやe-TailerにとってRioportのサービスがより付加価値を高めることになるとしている。
<コメント>
PCの基本概念がオープンである以上、PCを介した著作権の管理には限界がある。その意味でPCをバイパスするサービスは十分納得できる。
ただ、具体的な機器や環境がまだ不明なのでまだ評価できる段階にはない。このソリューションについても日本法人へ行ったインタビューに概念を垣間見ることができる。
関連リンク:Rioportのリリース
リオポートへのインタビュー |