2000/12/07
郵政省、xDSLの銅線使用料で公聴会
 
 郵政省の諮問機関である電気通信審議会の接続小委員会は12月7日、NTT東日本及び西日本が認可申請したxDSLサービス向けの接続料金について、通信事業者を集めて公聴会を開いた。
 参加した通信事業者は、NTT東日本、NTT西日本、日本テレコム、東京通信ネットワーク、東京めたりっく通信、イー・アクセスの6社。xDSL事業者はサービスを提供する際にNTT東西地域会社から銅線を借りなければならない。今回NTT東西地域会社が申請したのはこの接続料金。これまでの800円から410円とするもの。NTT東西地域会社からは410円の内訳として、管理費が203円、料金請求費用が136円、故障受付費用が41円、追加設置するMDF(主配線盤)の費用が30円と説明された。これに対し、イー・アクセスは月額66円、東京めたりっく通信は月額27円という独自の試算に基づいた接続料金を提示、さらなる値下げを求めた。結論は12月13日にも出る見通し。

<コメント>
既に公正取引委員会がNTTのxDSL事業者に対する嫌がらせとも言える対応について調査に乗り出しているが、NTTのISDNからFTTHへ至るインフラ整備の失策は明らか。インターネットの普及においてアジアでは後進国となっている日本の現状にNTTの責任は重い。

 
 
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