2000/12/22
日本ビクター、あらゆるデジタルオーディオコンテンツ
の音質を向上させる技術を開発
 
日本ビクターは圧縮音楽を初めとするあらゆるデジタルオーディオコンテンツの音質を向上させるデジタル信号処理技術「CCコンバーター(コンプレッション・コンペンセイティブ・コンバーター)」を開発、そのLSI化とソフトウェア化に成功した。
この「CCコンバーター」は入力デジタル信号に応じて、bit拡張と周波数帯域の拡張を行い、「bit拡張部」「周波数変換部」「帯域拡張部」から構成される。各拡張部では入力デジタル信号から変換前のアナログ信号を想定。この想定は音楽性の見地から様々な考察を行い、圧縮音楽におけるリアリティ再現のため「リアルアルゴリズム」を考案し、「帯域拡張部」に投入。また「bit拡張部」には圧縮音楽などの多くの高周波ノイズを含むデジタル信号に対して最適に機能する「バイサンプリング方式」を開発。これを独自のハイビット・ハイサンプリング演算処理により、デジタル信号を生成する。
これにより、ジャンルを問わないすべての音楽に対応し、音楽本来の持つなめらかさ、余韻、リアル感の再現性を飛躍的に向上できる。例えばCDの音質はこの技術によりDVD-Audio並みになるとしている。
また、この技術を小型パッケージに1チップ化する事にも成功、各カテゴリーのデジタルAV機器への搭載を目指す。さらに圧縮音楽に適した周波数帯域拡張部の信号処理をプログラム開発し、LSIへの新機能の追加およびバージョンアップをネットワーク経由で行うことも可能とした。

<コメント>
デジタル化により欠落した音質を復活させるという技術はケンウッドからも発表されていたが、今回はLSI化されているところが興味深い。復活した音質はそのアルゴリズムによるところが大きいため、ネットワーク経由のバージョンアップに対応させたのだろう。このLSIを搭載したEMDプレーヤーの登場も期待できる。

関連リンク:発表資料
 
 
過去の記事↑




Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.