仏Thomson Multimediaは、これまでのMP3に比べて音質は同程度で容量を半分程度にした新しい圧縮方式「MP3Pro」を開発中であることを発表した。2001年半ばには開発を完了するという。
Thomson Multimediaは独Fraunhofer Institute for Integrated
Circuit-Aと共にMP3に関する基本特許を所有している。「MP3Pro」はこのFraunhofer社からスピンアウトした独Coding
Technologiesが両社の特許を利用して開発を行っている。
「MP3Pro」の特徴はファイル容量の低減と下位互換性の確保。変換ビットレートにしてMP3Proの64kbpsが従来のMP3の128kbps程度の音質になるという。互換性に関しては、MP3Proに対応したプレーヤーは従来のMP3ファイルを問題なく再生できる。さらに従来のMP3に対応したプレーヤーでもMP3Proのファイルを再生できるが、十分な性能を発揮するにはやはりMP3Pro対応プレーヤーにはかなわない。
当初はプレーヤーソフトウェアの形で発表され、対応プレーヤーが登場するのは早くても年内と見られる。
<コメント>
ファイルサイズを半分にするという技術は既にWMAなどで見られるため目新しさはない。またWMAにしても実際に配信される際は128kbpsであり、既に128kbps以下のサービスは質が低いと見られている。方向性としては著作権保護や128kbpsでより高音質を目指すべきでないだろうか。
関連リンク:開発会社Coding
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