NECエレクトロンデバイスはSDカードのインターフェースを内蔵し、各圧縮フォーマットに対応するDSPチップ「μPD77213」を開発したと発表した。
μPD77213は0.13μmのプロセスを採用し、120MHzの高速動作により圧縮オーディオファイルのデコード処理だけでなくエンコード処理も可能になった。
また、1.5Vという低電圧動作により動作周波数1MHz当たりの消費電力を従来商品「μPD77115(75MHz動作、2.5V駆動)」に比べて半分以下の0.5mWとしている。
これにより標準的なMP3ファイル(128kbpsビットレート、サンプリング周波数44.1kHz)のデコード処理を平均13mWで実行可能とした。
チップには134KBのRAMと384KBのROMが搭載されており、複数のアプリケーションプログラムをROM内に格納、RAM部分には外部からダウンロードした機能を追加することができる。
さらにシリアルインターフェースやDMAコントローラといった周辺機能が充実。SDカードのインターフェースも内蔵しており、著作権保護機能に対応した製品の開発が容易となっている。
NECでは汎用DSPに向けたミドルウェア製品を揃えており、既にMP3とAACのデコーダ用ミドルウェアを発売している。
さらにWMA、ATRAC3への対応も開発中で、エンコーダも計画中としている。
2001年9月からサンプル出荷を開始、2002年1月以降の量産を予定している。月産10万個を見込んでおり、価格は1万個ロットで1個当たり1,500円。
<コメント>
リリースではEMDプレーヤー向けと言うより携帯電話やPDAといったマーケット向けの商品と位置づけている。停滞気味のマーケットに致し方ないが、DSPの性能を十分に引き出したプレーヤーの出現を期待したい。
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