2001/06/27
電灯線ネットワーク仕様「HomePlug1.0」リリース
 
 家庭内ネットワークのインフラに電灯線を利用するための標準化作業を行ってきた業界団体HomePlug Powerline Alliance(HPA)は、その標準仕様として「HomePlug1.0」をリリースした。

 HomePlug1.0は家庭に備わっている電源コンセントにアダプタを付ける形で家庭内ネットワークを構築するための標準仕様。最大14Mbpsのデータ転送速度を提供し、HomePlug1.0準拠製品間の相互接続性も保証される。
 HPAでは既にアメリカとカナダで500世帯を対象にしたフィールド実験を行っており、ノード間転送、マルチノード転送、VoIP、マルチメディアストリーミングなどの性能を確認したとしている。

 HPAは3Com、Cisco、Intelなどを中心に組織され、現在では90社を越える企業が参加している。HomePlug1.0準拠製品は2001年秋から市場の登場すると見込まれ、SONICblueやNETGEARが製品の予定をアナウンスしている。

<コメント>
電源のコンセントは各家庭の各部屋に備え付けられているだけに家庭内ネットワークを構築するには絶好のインフラと言える。 ただし、日本国内では電灯線に流す信号の周波数の規制があるために数百kbpsも難しいとされ、早期に規制緩和が必要という声が高まっている。

関連リンク:HomePlug Powerline Allianceの発表リリース
 
 
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