米Intertrust Technologiesは、様々なデバイスに対してデジタルコンテンツの保護と管理を実現する次世代著作権管理プラットフォーム「Rights|System」を発表した。
Rights|Systemは、パッケージャー(packager)、ライツサーバ(rights server)、DRMクライアント(DRM clients)の3つのコンポーネントから構成される。
多くの顧客を抱える小売りベースの会員制サービスで音楽やビデオ、書籍といったデジタルコンテンツを配信しようとしているコンテンツサービスプロバイダー向けに最適化されており、効率的な冗長性を持っている。
また、シングルサーバ構成で、PCだけでなくセットトップボックス(STB)、ビデオレコーダー、携帯端末、そしてゲーム機や携帯プレーヤーのようなコンシューマー家電に至る幅広いデバイスに対して
安全なデジタルコンテンツ配信を行える仕組みを提供する。
Rights|Systemは既にAdobe、Blockbuster、Enron、Nokiaと16の携帯プレーヤー製造メーカーが採用を決めているとしている。採用企業におけるRights|Systemのメリットは以下の通り。
・様々な面で柔軟性があること:会員制から超流通といった複数のビジネスモデルに対応でき、モジュール構成になっているため既存のインフラとの統合が容易、さらにダウンロードやストリーミングなど複数の配信方法に対応できる
・コンテンツ非依存:音楽、ビデオ、書籍といった様々なデータ形式に対して著作権保護を施すことができる
・マルチプラットフォーム:Intertrust形式で保護されたコンテンツはPC、携帯プレーヤー、セットトップボックス(STB)、携帯電話など複数のプラットフォームから利用が可能
・堅牢性:極めて冗長性があり強固なプロテクトを実現しており、AdobeやNokiaなどのパートナーにおいて確認済み
一方、Rights|Systemのエンドユーザーに対するメリットは以下の通り。
・意識させないプロセス:コンテンツを購入するために別のDRMアプリケーションをダウンロードする必要をなくし、コンテンツを利用する権利の入手と更新はユーザーにそれを意識させず、
オンラインでの購入プロセスはリアルの小売り店で受け入れられているプロセスを反映したものとなる
・コンテンツの扱いやすさ:コンテンツは複数のPCの間でやりとりすることができ、携帯プレーヤーで利用することもできる
・特典つきコンテンツ:DRM対応のビジネスモデルが実現されることで、DVDのボーナストラックのようなより質の高いコンテンツが提供されることを期待できる
Intertrustでは、デジタルコンテンツ市場はこの4年間に劇的な変化と成熟を体験し、Rights|Systemはそれらを踏まえた次世代著作権管理プラットフォームとして位置づけられるものだとしている。
<コメント>
IntertrustのDRMプラットフォームがいきなりバージョンアップ。実際のサービスを見てみないことには何とも言えないが、リリースを読む限りは目指すべき方向へと進んでいるように思える。
関連リンク:Intertrustの発表リリース |