英ARMは、SDカードをベースにしたシステム・オン・チップ(SoC)の開発向けIPソリューション「ARM SD Card PrimeCell」を発表した。
ARMではこの製品を今後展開するセキュア・オーディオ機器向けソリューション分野の最初の製品と位置づけている。
ARMは既に汎用ソフトIP「PrimeCell」を提供しており、半導体メーカーはARMが開発したAMBAインターフェース準拠のSoCの迅速な開発と設計の再利用を図ることができる。
ARM SD Card PrimeCellは、SDカードベースの製品を開発するためのソリューションで、そのためのホストインターフェースの仮想コンポーネントやセキュア・ソフトウェア・スタックが含まれている。
ARMからライセンスを受けている半導体メーカーは、AMBAインターフェース準拠のSoCを採用することでインテグレーションに関わる問題を削減することができ、
セキュア・オーディオ製品を速やかにOEMに提供できるとしている。
ARMでは今回の発表の中で、3C Entity LLC(松下、東芝、SanDiskが設立したSDカード技術のライセンス供与企業)とHost/Ancillary Product License Agreement (HALA)を、
4C Entity LLC(松下、東芝、Intel、IBMが設立したSDカードで使われているセキュリティ技術のライセンス供与企業)と4C Content Protection for Recordable Media/Content Protection for Pre-recorded Media (CPRM/CPPM) Licence Agreementを締結したことも明らかにした。
<コメント>
今回のARMの戦略は、ARMのIPをライセンスしている多くの半導体メーカーにとって負担となっていたセキュアなオーディオを取り扱うための面倒な手続きや作業を引き受けるというもの。
これにより、ノンセキュアな製品に傾きがちだったメーカーの方針を変えられることを期待したい。
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