テキサス・インスツルメンツ(TI)は、業界で初めてThomson multimediaの最新デジタル・オーディオ・フォーマット「mp3PRO」のライセンスを取得したと発表した。
mp3PROは、Thomson multimediaが2001年6月に発表したmp3の新バージョン。現行のmp3の音質を約半分の容量で実現する。
また、旧バージョンおよび将来バージョンとの互換性を保証しており、現行のmp3製品でmp3 PROファイルを、また将来発表されるmp3PRO製品でmp3ファイルを再生することができる。
TIのDSPはソフトウェアによるアップグレードが可能なため、今回のライセンス契約により、TIのDSPをベースとするシリコン・オーディオ機器メーカーは、簡単なソフトウェア・アップグレードだけでmp3PROを組み込むことが可能になる。
また、Webサイトを利用して、エンドユーザにmp3PRO用オーディオ・プレーヤーのアップグレード・サービスを提供できる。このTIのDSPによるmp3PROのサポートは、2001年末に開始される予定。
<コメント>
新バージョンとはいえ、著作権保護の仕組みなど音楽業界が要望する仕様が盛り込まれなかったmp3PROは先行きが心配されたが、とりあえず生き延びる模様。
ただ、プレーヤーがアップグレードしてもエンコードソフト(無償ダウンロード版は制限付き)がなければ個人ユーザーも使いようがなく、普及にはまだ課題が残る。
関連リンク:テキサス・インスツルメンツの発表リリース
mp3PROプレーヤーのサイト |