Thomson multimediaは、同社の新しいオーディオ圧縮規格mp3PROが、エンコーダー、プレーヤー、著作権管理の各ソフトウェアでサポートされたと発表した。
mp3PROは、Thomson multimediaとFraunhofer IIS-A,、Coding Technologiesの3社が特許権を保有するオーディオ圧縮規格mp3の改良型。
これまでと同じ音質であればファイル容量を半分にでき、従来のmp3との互換性も保たれている。Thomson multimediaは3社の代表として、1500万台以上の携帯型プレーヤー、2億5000万台以上のPC、130社以上の企業に対してmp3技術をライセンス供与している。
Thomson multimediaのサイト上で公開されているmp3PROに対応したプレーヤーソフトウェアのデモ版はこれまでに150万件以上のダウンロードを記録している。
まず、Thomson multimediaはMP3.comと協同でmp3PRO形式の音楽サイトを構築する提携を結んだ。このサイトでは各ジャンルの上位曲が (low-complexity-stereo) lcs-32 kbps、PRO-fi (80kbps) qualityの2種類の音質で提供される。
2社はまた、ポピュラーなマルチメディアソフトWinAmp用のmp3PRO再生プラグインとデモ用エンコーダーソフトウェアを提供し、mp3PROの普及に努める。
また、自分でmp3PROファイルをリッピングしたいというユーザーのために、ドイツのCD/DVD-Rソフトウェアメーカー Ahead Softwareから同社の主力製品「Nero」の新バージョンがリリースされる。
このバージョンにはmp3PRO形式のエンコーダーソフトウェアのフル機能版が含まれている。
さらに、InterTrust Technologiesは同社の著作権管理ソリューションにmp3PROコーデックを統合した。これによりアーティストは自らの楽曲の利益を守りながらDRMビジネスソリューションを通して収益を得ることができるとしている。
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そのライセンス政策が普及にブレーキをかけている感のあるmp3陣営。新バージョンでもそのネームバリューで主要な企業と提携することにより幅広い支持を得る戦略を進めている。
関連リンク:Thomson multimediaの発表リリース |