富士写真フイルムは、磁気記録媒体技術の新たなブレークスルーを実現し、記憶容量が現行比10倍の記録密度を持つ、ナノ薄層塗布型磁気記録媒体"NANO3(NANO CUBIC)技術"[ナノキュービック:NANO layer coating technology with NANO dispersed NANO particle]を開発したと発表した。
新開発のナノ薄層塗布型磁気記録媒体は、サブミクロンレベルの薄層メタル塗布を初めて実現したATOMM技術に比べ、さらに一桁薄いナノオーダーの超薄層磁性層を実現。
このナノ薄層塗布型磁気記録媒体は、MRヘッド適性に優れ、より高感度のGMR、TMRヘッドへの適性も高いため、今後の高容量記録システムへの採用が期待される。
NANO3(NANO CUBIC)技術を実現に当たって、富士フイルムではナノ・コーティング技術、ナノ・パーティクル技術、ナノ・ディスパーション技術を開発、これにより、3.5インチフロッピーディスクで3GB以上の記録密度を実現できる。
今後は、ハードメーカー・ドライブメーカー等に、NANO3(NANO CUBIC)技術によるメディアサンプルを提供し、NANO3(NANO CUBIC)技術による塗布型磁気記録媒体を用いたシステム開発を積極的に働きかけていくとしている。
<コメント>
富士写真フイルムの磁気記録媒体技術はZipディスクとして一世を風靡した実績がある。この新技術ではディスクだけでなくテープなどにも応用されるとのことで、是非コンシューマー向け製品への応用を期待したい。
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