2001/11/17
日本TI、MP3対応CDプレーヤー向けDSPソリューションを開発
 
 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)はハートランド・データ社と共同で、MP3対応CDプレーヤー向けにCDサーボ制御処理用DSPソリューションを開発したと発表した。

 これは、TIのデジタルオーディオ向けDSPソリューション「TMS320DA150」に、ハートランド・データ社のCDサーボ制御処理用ファームウェアを統合したもの。
 このソリューションを採用することで、MP3だけでなく、WMA、AAC、CD-DAなどのオーディオ・コーデックに対応したポータブルCDプレーヤー、ミニコンポおよびカーオーディオなどのCDプレーヤーを実現できる。

 現在市場に投入されているMP3対応CDプレーヤーの多くは、圧縮オーディオのデコードをDSPで行い、CDの回転、レーザのフォーカス、データのトラッキングを制御するサーボ処理をそれぞれマイコンで制御している。
 今回のソリューションでは、ハートランド・データ社の開発したファームウェアを統合したことにより、「TMS320DA150」でオーディオ・デコーディング機能とサーボ制御処理機能をワンチップ化した。
 これにより、メーカーはプレーヤー1台につきコストを2ドルから3ドル程度の削減を見込める。また、部品点数の削減によりボードの占有面積を縮小、低消費電力の「TMS320DA150」によりバッテリの寿命を延長といったメリットもある。

 このソリューションのその他の特長は以下の通り。
 ・楽曲の検索時間を短縮
  ハートランド・データ社のファイル情報ソフトのミドルウェアにより、楽曲の検索時間を大幅に短縮
  UDF、ISO9660、HFSなどのファイル・システムに準拠し、ほぼすべてのCDライティングソフトに対応可能
 ・文字情報の表示
  CD-TEXT、ID3タグ情報に対応
  MP3対応CDプレーヤーの本体およびリモコンの液晶ディスプレイにアーティスト名、楽曲のタイトル、歌詞などを表示可能
 ・各社のCDデコーダICに対応
  「TMS320DA150」に統合されたCDサーボ制御処理用ファームウェアは、各社のCDデコーダICに対して柔軟に適応

<コメント>
シリコン系のプレーヤーを大きく凌ぐ勢いで人気のあるMP3対応CDプレーヤー向けのソリューション。 注目すべきはEMDプレーヤーで多く使われているTMS320DA150の採用により、他のコーデックへの対応や著作権保護技術の統合がなされる可能性があること。

関連リンク:日本TIの発表リリース
 
 
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