東芝は、Bluetoothの無線通信技術、音声認識技術などを用い、ハンズフリー環境でワイアレスに言葉による機器コントロールや高音質なオーディオ入出力などを可能にする次世代コミュニケーションツールであるユビキタス・ヘッドセットを開発したと発表した。
これは、世界初のヘッドホン型Bluetoothモバイル端末と位置づけており、個人と身のまわりのデジタル機器や家庭電器製品とのウェアラブル環境での新たなパーソナルネットワークの構築を実現するものとしている。
機能としては、音声認識エンジンを搭載しており、装着者の声を音声認識してコマンドに変換、パソコンや身の回りの機器にワイアレスに伝送することでハンズフリーでの機器の操作が可能となる。また、装着者の口述する音声をそのまま高音質(PC互換の22.05kHzサンプリング音声)で送信し、指定された記憶メディアに記録することもできる。
また、モバイルパソコンや携帯オーディオ機器などから送信される音楽データをワイアレスで受信し、CD並の高音質で再生することができる。これは、東芝も参加しているBluetooth SIGのAVワーキンググループで標準化作業中のAVプロファイルに準拠するもの。
パッケージングはマイクロプロセッサ、Bluetoothモジュール、アンテナ、メモリ、リチウムイオン二次電池などの高密度実装により、重量100g以下の軽量化を実現しており、2002年中の商品化を目指して開発を進めていくとしている。
<コメント>
Bluetoothの転送レートが最大432.6kbpsの双方向、もしくは721kbps/57.6kbpsの非対称であることから、AVプロファイルは明らかに圧縮オーディオの転送を前提としている。仮に128kbpsのビットレートの圧縮オーディオファイルを再生するのであれば十分にも思えるが、実効レートによってはもう少し余裕の欲しいところだろう。
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