2002/02/15
米FCC、UWBを超高速無線ネットワーク技術利用へ規制緩和
 
 米FCCは、広帯域を利用する無線技術「UWB(Ultra Wideband)」の規制緩和として、放射雑音の規制であるPart15を改正し、超高速の無線ネットワーク技術として使えるように発表した。

 UWBは既存の無線技術と異なり、搬送波(キャリア)を使わず、ナノ秒程度の時間のパルスを送信することでデータを送る技術。非常に広い帯域にわたって、ノイズ以下の低い送信出力の信号を送るのが特徴。 これまでは軍事用レーダーや災害時の人命捜索などの目的で開発が進んでいた。

 利用する帯域幅が数GHzと広いため、数十Mbpsから数百Mbpsの最大データ伝送速度を達成可能と期待されている。また、伝送時の消費電力が低く、空中線電力はわずか数十μW/MHzですみ、数百mW〜数Wを消費する従来システムに対して1/100に減らせる可能性もある。

 今回の規制緩和の内容は大きく二つ。1つは利用できる周波数帯域が3.1GHz〜10.6 GHzであること。もう1つは用途が屋内利用か携帯機器のPtoP利用に限定されることとなっている。

<コメント>
Bluetoothよりさらに低い消費電力で、IEEE802.11b/a並みのデータ伝送速度を実現するという正に両方の長所を併せ持つ理想的なソリューション。実際の製品が出てくるまでは時間が掛かると見られるが、長所を生かせれば消費者向け製品には広く普及する可能性も期待できる。

関連リンク:米FCCの発表リリース
 
 
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