カシオ計算機は、独自の方式による携帯機器に利用可能な「小型高性能燃料電池」の研究開発に成功したと発表した。
今回、開発されたのは、超小型高性能の改質型燃料電池と呼ばれるもの。燃料であるメタノール等のアルコールを改質器により水素を生成し、水素から発電セルを通して電気エネルギーを取り出す方式を採用している。
特徴としては、メタノールを水素ガスに変換する独自のマイクロリアクターと呼ばれる改質器をシリコンウェハー上に形成したことで、超小型化を実現すると共に水素ガスを98%以上の変換効率で生成する事に世界で初めて成功している。
生成した水素と酸素を反応させる発電セルは、面積あたりの発電能力が極めて高く小型で大きな電力が得られるとしている。
超小型高性能であることで、ノートPC・デジタルカメラ・PDA・ポケットテレビ等の幅広い分野に応用が見込まれる。
例えばノートPC等の電源にこの燃料電池方式を適用し、燃料にメタノールを使用した場合、現在使われているリチウムイオン2次電池方式と比較すると、半分の重量で約4倍の電池寿命が実現可能となるという。
カシオ計算機では、さらなる性能向上、機器への応用、実用性に対する研究開発を進め、2004年の実用化を目指すとしている。
<コメント>
応用例にEMDプレーヤーは入っていないが、現在のカシオ製品にラインナップがないので致し方ないところ。プレーヤーを初めとして携帯機器への燃料電池の搭載はオイルライターのようなイメージになるのだろうか。
関連リンク:カシオ計算機の発表リリース |