2002/03/07
リムーバブルHDDの標準化を目指すコンソーシアムが設立
 
 キヤノン、富士通、日立製作所、フェニックス テクノロジーズ、パイオニア、三洋電機、シャープ、日本ビクターの8社は、「iVDR(Information Versatile Disk for Removable usage)ハードディスクドライブ・コンソーシアム(略称:iVDRコンソーシアム)」を2002年3月5日に設立したと発表した。

 「iVDRコンソーシアム」は、リムーバブルハードディスクドライブを中心とした、AV機器からPCまで幅広く対応する次世代大容量データプラットホームの標準化をめざし、「iVDR」規格策定作業と、その普及を目的としている。
 具体的には、2.5型や1.8型などの小型ハードディスクドライブを用いてAV機器からPCまで高い互換性と可搬性を実現するためのインタフェース、ファイルシステム、アプリケーション等の技術規格検討を進めていく。

 8社はコンソーシアムの設立に先立ち、2.5型ハードディスクドライブをベースとした基本技術仕様の検討をまとめている。
 それによると、サイズは130mm × 80mm × 12.7mm、900G以上の耐衝撃性(非動作時)を確保し、コネクタは挿抜回数10,000回に耐える50ピンのiVDR用コネクタを採用、インターフェースコマンドはATA標準コマンド、AV拡張コマンドを用意、オプションとしてセキュア拡張コマンドも準備している。

 iVDRは、ハードディスクドライブの持つ小型大容量、高速アクセス性能を活かし、AV機器において利用される映像コンテンツ等のあらゆるデータを取り扱うデータプラットホームを目指し、ホームサーバ、ビデオレコーダ、車載AV機器やPCなど、幅広い分野でデータの共有を提供する新しいメディアとして位置づけている。
 また、コンテンツ保護セキュリティ機能を実装しないノーマルタイプに加え、利用用途によってコンテンツ保護セキュリティ機能を実装したセキュアタイプの技術仕様の検討も行っていくとしている。

 コンソーシアムでは、今後、関連機器メーカ、コンテンツホルダ、放送/通信業界などからの参加を呼びかけ、広く参加企業の募集を行っていくとしている。

<コメント>
これまでのリムーバブルHDDがプラッターに可搬性を与えていたのに対し、HDD本体に可搬性を与えている点が目新しい。セキュアタイプについてはオーディオも含めたデジタルコンテンツを保管するホームサーバ製品がイメージされる。もっとも、この仕様がある程度市場で認知を受けるにはまだハードルは多く予想される。

関連リンク:三洋電機の発表リリース
       iVDRコンソーシアムのホームページ
 
 
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