松下電器産業は、人が曲を聴いたときに受ける感性イメージを自動的に推定し、フィーリングにジャストフィットした選曲を瞬時に行うことができる音楽選曲インタフェース技術"ミュージックソムリエ"を開発したと発表した。
この技術は、感性イメージに関連する音楽的特徴量を音楽信号から精度良く抽出する技術と、音楽的特徴量と感性イメージとを対応づける統計解析技術から成り立っている。
前者に関しては、感性イメージとの密接な関係がある<テンポ、ビート白色性、基本ビート、ビート強度1、ビート強度2、ビート強度比、平均音数、スペクトル変化度>を採用。これら8種類の音楽的特徴量は音楽ライブラリに曲を登録する際に瞬時に抽出することができる。
後者では、感性イメージとして「激しさ」「躍動感」「爽快さ」「素朴さ」「ソフトさ」の5種類を対象とし、それらを主観評価実験(SD法)からデータ化。音楽信号から抽出した音楽的特徴量とこれらの感性イメージデータとの関係を統計解析技術によって対応づけしている。
松下では、2002年春以降この技術を業務用システムにおけるデジタルコンテンツ検索機能として使用。その後、民生用オーディオ機器等に展開する予定としている。
<コメント>
人の感性によるインプレッション検索はいくつかのサイトで見ることができるが、それらは編集者による恣意的な仕分けによるものが多く、すべての楽曲をカバーすることは不可能だった。今回の技術は仕分け作業の自動化を目指したものだが、その精度もさることながら、そもそもこうした検索に対するニーズがあるのかがビジネス上のポイントとなる。
関連リンク:松下電器産業の発表リリース |