神戸製鋼は、無線通信によって大容量のオーディオコンテンツを半導体オーディオプレーヤに高速(5Mbps)でダウンロードできる「無線情報配信システム」を開発、同システムの実用性評価の一環として、視覚障害者を対象としたフィールド実験を筑波技術短期大学において開始したと発表した。
この「無線情報配信システム」は、無線キオスク、無線携帯端末およびサーバPCから構成され、各ユーザーは無線携帯端末を持ってサービスエリア(半径50m)内を通過するだけで、好みに応じたコンテンツを短時間でダウンロードすることができる。
「無線情報配信システム」で利用されている無線携帯端末は大きさ116mm×79mm、厚さ18mm(突起部除く)、重さ130g(バッテリ含む)の無線通信機能付き半導体オーディオプレーヤー。
圧縮方式はMP3となっているが、WMA、AAC、TwinVQにも対応可能、既に販売されているSolidAudioプレーヤともメディア互換性がある。
音声ガイダンスと早送り再生機能も備える。
フィールド実験では、モニターの学生が録音図書(教科書)などをダウンロードして、鍼灸師国家試験の受験勉強などに活用している。
今後は、筑波技術短期大学での試用を踏まえ、視覚障害者向けとして点字図書館、視力障害センター、盲学校などに広めて行くと共に、健常者向けに英会話スクール、予備校など教育機関への適用、さらにはホットスポットでの活用も図っていくとしている。
<コメント>
無線による音楽配信にはPHSを使うものが実用化されているが、さすがにダウンロード時間にストレスを感じざるを得なかった。障害者向けのシステムという切り口は意外だが、5Mbpsの通信速度は普及が期待されるホットスポットなどコンシューマ向けのビジネスにも有望と感じられる。
関連リンク:神戸製鋼の発表リリース |