三菱電機は、USB機能内蔵マイコンの新製品として、Full Speed USB機能内蔵16ビットマイコン「M30245グループ」を開発完了し、2002年7月よりサンプル出荷を開始すると発表した。
「M30245グループ」は、M16Cコアの内蔵とUSB応用を想定した周辺機能の強化により、従来はマイコン+USB専用IC+機能部品で構成していた機能をワンチップに集積。また、100ピンLQFPパッケージの採用と併せて、高性能で小形・薄形の製品を実現している。
USB仕様2.0 Full Speedに準拠し、あらゆるFull Speed USB応用製品に対応可能。最大9エンドポイント使用でき、また各エンドポイントに対して転送方式、バッファサイズを任意に設定できるため、多様なデータ処理が可能となっている。
C言語効率、処理速度、消費電力、ノイズ性能の面で定評のあるM16Cコアを従来のUSBマイコンより高速の16MHzで動作させるとともに、大容量128キロバイトのフラッシュメモリを内蔵。USB処理のみでなく、通信データの演算処理などのメイン処理もワンチップで実現可能。また、ICレコーダ等で大量データを処理したい場合には、外部バス接続も可能。
また、最長32ビットデータを転送できる多機能シリアルI/Oを、オーデイオインターフェースとして2チャネル内蔵。これにより、オーディオICと直接接続することもできる。
三菱電機では、これらの機能により携帯オーディオ、ネット配信など進化するオーディオ分野にワンチップで対応できるとしている。
<コメント>
単なるUSB2.0コントローラーだけでは対応製品を開発するのは難しく、多くのチップを利用すると製品も大きくなってしまう。こうした用途には今回のようなマイコンが有効。より小型で効率の良い製品が期待される。
関連リンク:三菱電機の発表リリース |