ソニーは、インターネットなどを通じた音楽や映像などのデジタルコンテンツ流通に関し、さまざまな機器に対応できる独自の著作権管理・配信技術 「OpenMG X」を開発したと発表した。
ソニーでは、今後のDRM(Digital Rights Management:著作権保護・管理・配信)技術には以下のような条件が必要とし、これらの条件を満たし、配信側から利用者の機器側までを一貫してサポートできるDRM技術「OpenMG X」を独自に開発した。
1.インターネットやパッケージメディアなど、様々な流通経路への対応
2.音楽や映像など多彩なデジタルコンテンツへの対応
3.パソコンだけでなく、「プレイステーション2」やAV機器、携帯機器など、今後、ネットワークにつながる様々な機器への対応
「OpenMG X」は、配信側で再生期間や回数などの著作権管理情報をコンテンツに付与して暗号化するモジュール、各コンテンツの著作権管理情報をユーザーへ配信するサーバーモジュール、「OpenMG X」対応アプリケーションソフトを開発するためのクライアントモジュールから構成される。
なお、クライアントモジュールを応用したPC用ネットワークミュージックプレーヤーMAGIQLIP(マジクリップ)も併せて開発された。
インターネットの音楽配信サービスでは、日本でレーベルゲートが「OpenMG X」を利用した音楽配信システムおよびMAGIQLIP対応のサービスを開始する予定。また、米国においてもPressplayが将来「OpenMG X」を利用した配信サービスを提供する方向で検討中としている。
ソニーでは、「OpenMG X」をコンテンツ配信サービスを実現する開かれたプラットフォーム技術と位置付け、ハードウェアメーカー、ソフトウェアベンダーなどへのライセンス提供を検討していくとしている。
<コメント>
これまでのOpenMGがあくまでPC-PD間の技術であったのに比して、今回のOpenMG Xはエンクリプションから配信環境まで揃えており、マイクロソフトのWindows Media Technologiesと真っ向から対立する。サポートする環境やライセンス条件もさることながら、ソニーがこれまで資本関係を結んできたRealNetworksやIntertrustの技術がどれだけ含まれているかも興味の的。
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