2002/09/05
SII、世界最小・最軽量の通信機能内蔵SDカード型端末を開発
 
 セイコーインスツルメンツ(略称:SII)は、DDIポケットの提供する「AirH"(エアーエッジ)」サービスの32kパケット方式および64kPIAFS、32kPIAFSに対応した通信機能内蔵SDカード型端末を開発したと発表した。

 この通信機能内蔵SDカード型端末は、SIIの小型化技術により、既存のPCカード型製品の性能は確保したままで、SDカードサイズとすることに成功したもの。大きさは55mm×24mm、重さは約6gと、コンパクトフラッシュ型に比べて体積で約45%、重量で約30%のサイズで実現している。

 通信機能内蔵SDカード型端末をSDインターフェースに直接装着することによって、ケーブルやジャケットのように持ち運ぶのにわずらわしさを感じずに、PDAでの通信がさらに快適なものになるとしている。

 なお、対応予定のPDAは以下の通り。
  Palm:m130、m500、m505、m515
  東芝:GENIO e550G,e550G/MD, e550X, e550X/MD, e550, e550/MD
 対応PDAは、今後、さらに増えていく予定。

 発売は年内を予定しており、SIIではSDアソシエーションにも加入し、パソコン・PDA以外にもSDカードが搭載されることを推進していくとしている。

<コメント>
既に定額制を実現しているAirH"の端末がSDカード大になったことの意義は大きい。PDA以外の用途として真っ先に上げられるのはオーディオ・プレーヤー。サービス中のSoundMarketにSDスロットだけで対応できるプレーヤーは自由度が上がり魅力的な製品として期待できる。

関連リンク:セイコーインスツルメンツの発表リリース
 
 
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