2002/10/30
米RealNetworks、「Helix DNA Client」のソースコードを公開
 
 米RealNetworksは、オープン・ソースのマルチメディア再生ソフト「Helix DNA Client」を公開したと発表した。

 RealNetworksが2002年7月に「Helix Platform」とともに発表したソースコード公開の取り組み「Helix Community」のもとで提供される初めてのソースコードとなる。

 「Helix DNA」はHelix Platformの中枢部分にあたり、今回公開したHelix DNA Clientはプレーヤーのソース・コードとなり、マルチメディア再生ソフト「RealOne Player」の中核エンジンに当たる。

 Helix DNA Clientは、非営利目的向けの「RealNetworks Public Source License (RPSL)」と商用目的向けの「RealNetworks Community Source License (RCSL)」というHelix Communityによる2つのライセンス体系で提供される。

 Helix DNA ClientをRealAudioとRealVideoのコーデックなしに配布したい企業や個人は、最初の100万ユニットまでは無料で配布でき、それ以上配布する場合には1ユニット当たり0.1ドル徴収する。また、RealAudioとRealVideoコーデック付で配布する場合にはWintelベースプラットフォーム向けに対しては1ユニット当たり0.25ドル、Wintel以外のプラットフォームに対しては1ユニット当たり0.25ドル(上限年間100万ドル)となる。

 また現在12のプロジェクトが活動しており、まもなくPalm OSやSymbian OSへのポーティングや「Mozilla」「Opera」向けのプラグインが登場するという。

 さらに、NEC、Nokia、Acer、日立、Philips、TIなどの家電企業がHelix DNA Clientをライセンスしたことも発表している。

<コメント>
配信技術のコア技術が公開され、企業や個人が自由に改変、利用できる思想は素晴らしい。ただし、この公開技術には著作権保護の思想は見当たらず、実際のビジネスに利用できるのは限られた範囲となるだろう。

関連リンク:米RealNetworksの発表リリース(「Helix DNA Client」の公開について)
       米RealNetworksの発表リリース(家電企業へのライセンスについて)
 
 
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