2002/11/25
OSTA、新仕様「MultiPhoto/Video(MPV)1.0」をリリース
 
 Optical Storage Technology Association(OSTA)は、PCで作成したディスクに収められたデータを、CD/DVDプレーヤーから利用しやすくすることを目指した新仕様「MultiPhoto/Video(MPV)1.0」をリリースしたと発表した。

 この新仕様は、OSTAのMultiPlay仕様を拡張したもの。MultiPlayは、PCのCD-Rドライブを使って作成したオーディオディスクをCDプレーヤーなどの家電製品で確実に再生できるように、ディスク内容の編成・表示方法の統一仕様をまとめたもの。

 MPV 1.0は、JPEG、MP3、Windows Media Audio、Windows Media Video、MPEG 1/2/4のほか、AVI、QuickTime MJPEGビデオをサポート。CD/DVD/メモリカード/ハードディスク/インターネットとの間で互換性を持つ。

 また、CD-Rの制作者はXML (Extensible Markup Language) メタデータを使ってマルチメディアデータベースを作成できる。

 MPVの作成にはEastman Kodak、Hewlett-Packard、Imation、LSI Logic、Royal Philips Electronics、Roxio、Samsung Electronicsなどがサポートを表明している。

 同仕様はライセンス料なしで提供されるとしている。

<コメント>
CD-Rに記録されたMP3ファイルの再生機能は多くのAV機器に搭載されるようになった。しかしメタデータの互換性は低く、Microsoftと松下電器の「HighM.A.T」はその解決策のひとつ。どちらがマーケットの支持を得るかは興味深いところ。

関連リンク:OSTAの発表リリース
 
 
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