日立グローバルストレージテクノロジーズは、世界最小のハードディスク装置「マイクロドライブ」の記憶容量を4GBに拡張し、2003年秋に発売すると発表した。
マイクロドライブは、標準的なメモリーの規格であるコンパクト・フラッシュTypeUの物理的条件を満たしたハードディスクドライブ。外形寸法は幅42.8mm×奥行き36.4mm×厚さ5.0mm。
「ピクシー・ダスト(Pixie Dust)」技術を利用して線記録密度を大幅に向上、読み書きヘッドが従来製品の半分のサイズとなる「FEMTOヘッド」を開発、ヘッドが円板上を浮上する高さ(フライト・ハイト)も約40%下げ、米IBMが2000年6月発売した記憶容量1GBの製品から大容量化を実現した。
この結果、PDAや携帯電話などの携帯情報機器で動画や音楽などの大容量コンテンツを扱えるようになり、今後、更なる用途の拡大が期待されるとしている。
株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズは、日立が米IBMのHDD部門を買収して設立したHitachi Global Storage Technologies(本社機能:米国カリフォルニア州)の日本法人として、2003年1月1日に設立された。同社はハードディスク装置の開発・製造ならびに国内における販売を担当する。
<コメント>
既に前モデルから2年半の年月が経過し、IBMのHDD部門が日立に売却された時点でマイクロドライブというメディア自体も終焉を迎えたと見ていただけに意外な発表。オーディオプレーヤーへの搭載も期待されるが、2003年秋時点で4GBのメディアにどれだけの価格付けができるかが普及の鍵を握っているだろう。
関連リンク:日立グローバルストレージテクノロジーズの発表リリース |