米RealNetworksは、ラスベガスで開催されている「Consumer Electronics Show」(CES)で、Real形式だけでなくMPEG-4やMP3といった汎用フォーマットにも対応したデジタル著作権保護技術(DRM)「Helix DRM」のβ版を発表した。
「Helix DRM」は、PCや家庭用機器、携帯デバイスなどにコンテンツを配信する上で、ファイル形式を問わずに著作権が保護できる技術。
コンテンツに暗号化をする「Helix DRM Packager」、コンテンツごとにライセンスを管理し発行する「Helix DRM License Server」、著作権保護をかけたコンテンツをクライアント側で受け取り再生することができるようにする「Helix DRM Client」、Helix Universal ServerにDRM配信の仕組みを追加するプラグイン「Helix Universal Server DRM Plug-in」から構成される。
対応しているフォーマットは、Real Audio、Real Video、MPEG-4、MP3、H.263、AAC、Narrowband AMR。今回発表されたβ版ではReal形式とMP3にしか対応していないが、2003年第2四半期に公開予定の最終リリースには上記フォーマットが追加される予定。
さらに、Helix DRMは他のどんなメディアフォーマットでもサポートするように拡張できるとしている。
また「Helix DRM」は、動画配信事業者としてMovielinkが、音楽配信事業者としてMusicNet、EMI Recorded Musicが、さらにポータブルプレーヤー業界からSD Associationがサポートを表明している。
RealNetworksでは、Helix Communityを通じてCEメーカーがHelix DRM互換デバイスを開発できるように支援し、Helix DRM clientのバイナリバージョンを提供するとしている。
<コメント>
新たな著作権保護技術と言われれば、すでに時遅しという印象を否定できないが、もし可能性があるのであればRealくらいであろうし、Realとしてもこの機を逃すと市場への影響力はほぼ無くなってしまうだろう。賛同表明の中にSDカードの規格団体SD Associationが入っているのが注目。メモリーカード規格戦争の鍵を握ることになるかも知れない。
関連リンク:RealNetworksの発表リリース
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