03/09/22
シャープ、液晶基板にオーディオ回路を一体形成
 
 シャープと半導体エネルギー研究所は、共同開発したCGシリコン技術により、システム液晶パネルのガラス基板上にオーディオ回路を一体形成することに成功したと発表した。

 CGシリコン技術は、1998年に両社で共同開発した次世代の機能デバイス “システム液晶”の中核技術。従来では外部LSIを必要としていた液晶制御回路や電源回路、入出力インターフェイス回路、信号処理回路などをディスプレイと同一のガラス基板上に一体形成することで、実装面積や部品点数を大幅に削減できるうえ、セット商品の小型化・軽量化が実現できる。

 今回開発したのは640×480ピクセル表示対応の4インチパネル。パワーアンプから12ビットD/Aコンバーター、アナログ入力用プリアンプまで集積した。12ビットD/A変換によりDVDの48KHz PCM信号の再生が可能。

 この音声を出力する機能は、英国の New Transducers Ltd.よりホシデンにライセンス許諾されたフラットパネルスピーカ技術に基づいており、DMA素子をガラス基板上に装着して振動させ、ガラス面から音声を放出する特徴を持っている。

 このLCDパネルスピーカにより、動画像を閲覧しながら音声を同時に楽しむ機能を提供することから、機器のサイズを大きくすることなく携帯電話やPDA、ポータブルDVDプレーヤーやモバイルテレビといった画像と音声の機能を同時に必要とする、様々なモバイル機器への搭載が可能となるとしている。

<コメント>
フラットパネルスピーカーはこれまでもいくつかあるが、液晶パネルと一体化されたことで携帯機器のマルチメディア化が促進されそう。ただ、オーディオプレーヤーに搭載するには音質面が問題になりそう。

関連リンク:シャープの発表リリース(システム液晶について)
       シャープの発表リリース(LCDパネルスピーカについて)
 
 
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