松下電器産業は、ノートPCやポータブル機器での3次元音響再生を、省電力で高品位に実現するハイパーサラウンドシステムを開発したと発表した。
新システムは、人体頭部形状の高精度モデリングと境界要素法による数値計算を組み合わせたデジタル音響特性(HRTF)技術、発音点を耳に設置することで、人間を中心とする全方向のHRTFを超高速に計算するリバース解析技術、人体頭部の各部寸法に基づき、その形状を変形させるヒューマンモーフィング 技術から構成される。
従来、HRTFはダミーヘッドや実際の人の耳を用いて測定しており、測定器の特性や、反射音の影響を除くことが困難なため、本来のHRTFよりもデータ量が増えていた。
新システムでは、音源と耳の間の純粋なHRTFを計算できるため、HRTFを表現するデータ量を大幅に削減しても、正確な音像定位が得られる。また、データ量の削減により、省電力化が可能となっている。
この技術は2003年11月発売のオーディオソフトSD-Jukebox Ver4.0に搭載される。また、今後、ポータブルオーディオ機器や携帯端末機器への展開を検討していくとしている。
<コメント>
すでに製品情報において、D-snapの新モデルのオプションとして取り上げているソフトウェアに搭載されている技術に関するリリース。どこまで効果があるのか不明だが、プレーヤーの差別化になるようであれば面白い。
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