東芝は、携帯電話などのモバイル機器に使える出力1Wで、容積を140cc、重量130gまで小型化した手のひらサイズの小型燃料電池の開発に成功したと発表した。
開発品は、高濃度メタノールを発電時に生成された水で、発電に適した濃度に希釈する「希釈循環システム」を採用し、少ない燃料でも長時間の発電ができるため、高濃度メタノールを25cc供給した場合には約20時間の発電が可能となっている。
また、「送液、送気系統の改良とポンプの小型化」によって燃料タンクの小型化、システム全体の小型化、燃料の効率的利用を可能にした小型燃料電池を実現している。
ちなみに出力1Wは、携帯電話のリチウム電池(3.7V、600mAhの場合)で約6個分に相当するという。
東芝では、今後はさらなる小型化と出力の向上(2W程度)をはかり、2005年中の製品化を目指すとしている。
<コメント>
オーディオプレーヤーに限らず、モバイル機器では必ず問題になるバッテリー問題。より低コストで長寿命を図るには燃料電池も有力候補。メタノールカートリッジの価格と流通ルートがポイントになるだろう。
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