松下電器産業は、建物内の電灯線を使って190Mbpsのデータ通信が行なえるホームネットワーク技術「HD-PLC(High Definition ready high speed Power Line Communication)」を開発したと発表した。
HD-PLCでは、部屋のコンセントにカセットテープサイズのモデムアダプタを取り付けることで、既存の電灯線を高速ネットワーク回線として利用できる。
このアダプタは、広帯域データ信号を電源線用に変換するLSIチップセットと、LANコネクタ、電源差込口から構成され、ADSLや光ファイバといった広帯域接続を、家庭の既設の電源線まで引き込むことができる。
同技術は、電源線利用の家庭内ネットワークの標準化を進める業界団体「HomePlug Powerline Alliance(HPA)」の次世代仕様「HomePlug AV」にも採用される予定としている。
松下では、HPAが2004年の夏までに仕様の策定を完了すれば、消費者と企業向けのPLCアダプタを2004年末までに提供できるとみている。商用LSIチップセットも同じころにリリースされる。
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電灯線を利用したネットワーク技術は以前からあったが、標準化が遅れる中でデータ転送速度が見劣りしていた。今回の発表はブロードバンド環境にも遜色ないと見られるが、各国の規制により米国内での利用に止まりそう。
関連リンク:松下電器産業の発表リリース(PDF) |