NECエレクトロニクスは、パソコンとその周辺機器、デジタル家電製品等を無線で容易に接続でき480Mbpsの転送速度を実現するインターフェース規格「ワイヤレスUSB (Universal Serial Bus)」に準拠した技術の開発を開始し、2005年6月末までに、ホスト(親機)向けとデバイス(子機)向けの両方のシステムLSIを製品化すると発表した。
ワイヤレスUSBは、米アギア・システム、米インテル、韓国サムソン電子、米ヒューレット・パッカード、蘭フィリップス・セミコンダクター、米マイクロソフト、NECの7社で結成された「Wireless USB Promoter Group」が発表したUSBの新規格。
現行のUSB2.0の拡張規格として、480Mbpsの高速無線通信が、直径10メートルの広範囲で実現できるとしている。
NECエレクトロニクスでは、低消費電力で高速な無線通信を実現するウルトラ・ワイド・バンド(UWB)物理層チップに関して高い技術を有している米Staccato Communications、およびイスラエルのWisairと開発協力を行う。
なお、今回の技術を用いた新製品に関して、2007年には、年間約1,400万個の出荷、約100億円の売上を見込んでいるとしている。
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到達距離や転送速度で無線LANとは棲み分けが可能と見られるが、Bluetoothとの競合は避けられないものと見られる。また、日本に於いてはUWBに利用される周波数帯の規制も問題になるだろう。
関連リンク:NECエレクトロニクスの発表リリース |