米Microsoftは、PDAやセットトップボックスなどに向けた組み込み用OS「Windows CE」の次期バージョンのβ版「Technology Preview Kit for Windows CE 5.0」をリリースした。
Windows CE 5.0には、ハードウエア・サポートの拡張やセキュリティの向上を図るほか,高性能マルチメディア機能などを追加されている。
ハードウエア・サポートについては、ARM、MIPS、SuperH、x86などの主要なチップに最適化した50種類以上のドライバを利用可能にする。
セキュリティ面では、高レベルのセキュリティを自動設定する機能を備え、開発者が独自の設計に合わせて設定を変更することも可能。自動エラー報告機能「Windows Error Reporting」や自動テスト・ツール「Windows CE Test Kit」なども含まれる。
また、PCゲーム用グラフィックスライブラリDirectXのモバイル対応版「Direct3D Mobile」も組み込まれ、素速いコンテンツ再生を可能にする「Fast Start」機能も備える。
米Intel、米Intermec Technologies、米ViewSonic、韓国Humax、韓国LG Electronics、韓国Samsung Electronicsなど、すでに60社以上のOEMや半導体メーカーがWindows CE 5.0対応に取り組んでいるとしている。
技術プレビューキットは2004年4月1日より、同社Windows Embeddedサイトから入手可能となる。なお、Windows CE 5.0の最終版は2004年夏にリリースする予定としている。
<コメント>
ポータブルプレーヤーを初めとして、パソコンを介さない音楽配信対応の機器を考えた場合、ネットワーク機能を備えた組み込み用OSは必須になる。Windows CEは、事実上の標準を構成しているMicrosoftの組み込み用OSとして期待されるが、オーディオ機能についての詳細は分からず、意欲的な製品の登場は難しいかもしれない。
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