04/04/12
iVDR規格に小型HDD採用「micro」とコンテンツ保護「Secure」を追加
 
 モバイル機器やデジタル家電向けのリムーバブルHDD「iVDR」規格の策定を進める業界団体・iVDRコンソーシアムは、1インチHDDを使用した小型規格「iVDR micro」と、コンテンツ保護技術「iVDR-Secure」を新たに採用したと発表した。

 従来、iVDRには、パラレルATAインターフェイスの「iVDR Parallel」、シリアルATAの「iVDR」、1.8インチHDDを採用した「iVDR Mini」の3種類が用意されていたが、今回、1インチHDDを採用し、さらに小型化を図った「iVDR micro」が追加された。

 「iVDR micro」は、現在暫定仕様の段階だが、外形寸法は50×50×8mm(幅×奥行き×高さ)と、iVDR miniの80×67×10mmから、さらに小型化されている。PDAやポータブルオーディオ、ビデオカメラなどの小型モバイル機器での採用を見込んでおり、900G以上の耐衝撃性を実現する。インターフェイスはシリアルATAで、コネクタ部の仕様は26ピンのiVDRオリジナル。

 あわせて発表された「iVDR-Secure」は、iVDR用の著作権保護機能で、デジタルコンテンツ配信などに利用される予定。iVDR-SecureではPKI(公開鍵基盤)を採用しており、iVDRメディアに公開鍵演算や共通鍵演算を行なう暗号エンジンや、利用制限つきコンテンツ鍵の記録・管理機能などの実装が必要となる。

 iVDR-Secureでは、コピー回数やムーブ回数などのコピー制御や、「24時間」や「10日間」といった利用期間制限などが、コンテンツ提供者の意向に沿って実現できる。PKIをベースにしているため、ネットワーク経由での認証などにも対応する。

 暗号化のためのキーやライセンス、ライセンス転送ログなどはHDD内の「TRM(Tamper Resisitant Module)」と呼ばれる専用の領域に格納し、特殊なコマンド以外ではアクセス不能とする。コピー制御されたデータは暗号化されHDDの通常の領域に蓄積されるが、暗号化されたデータをパソコンなどから参照することはできない。

 なお、iVDR-Secureはオプション扱いで必須項目ではないため、同日発表されたアイ・オー・データ機器の「USB2-iVDR/20」はiVDR-Secure非対応となっている。

<コメント>
発表以来、音沙汰のなかったiVDRもその間の時流に合わせてさらに小型のフォームファクタを採用。単なるリムーバブルディスク用途からコンテンツ配信まで見据えた規格に拡大されているのはiPodの成功を見てのものだろう。

関連リンク:iVDRコンソーシアムのサイト
       iVDRコンソーシアムの発表リリース(PDF)
 
 
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