04/09/28
沖電気、HDDオーディオ機能を1チップに収めたLSIを発表
 
 沖電気工業は、ハードディスクドライブ(以下HDD)搭載オーディオプレーヤの主要構成機能をシングルチップで実現する、ARM946E-SコアのシステムLSI「ML696500シリーズ」2機種の開発に成功したと発表した。

 ML696500シリーズは、512KBのFlash ROMを内蔵しているML69Q6500と、ROMを内蔵しないML696500の2機種から構成されている。

 2機種ともMP3、WMAなどの音楽ファイルの再生、PC-HDD間の高速データ転送を可能とする、HDDオーディオプレーヤ向けのLSI。

 USB2.0のハイスピードデバイスコントローラと、UltraDMA66に対応したATA/IDEコントローラを内蔵することにより、従来のUSB1.1フルスピードコントローラを用いた場合の実効データ転送速度8Mbpsに比べて128Mbpsと飛躍的にPC-HDD間の転送速度を向上させている。

 ヘッドフォンアンプ内蔵のDAコンバータ、マイクアンプ内蔵のADコンバータなど、従来複数チップに分かれていたオーディオプレーヤ主要構成機能を1チップに内蔵させることにより、複雑なアナログ回路設計をシンプルにしている。

 SDK(ソフトウェア・デベロップメント・キット)として音楽ファイルの録音再生、HDDデータのファイル管理などのソフトウェアも販売される。

 サンプル価格はML69Q6500が3,500円、ML696500が3,000円。2005年1月から量産開始し、月50万個の出荷を目指すとしている。

<コメント>
HDDの小型化に伴い、これまで余裕のあった周辺回路も小型化と省電力化が求められている。こうした手軽なLSIの登場は、この先しばらくはHDDプレーヤーの発展を期待させる。

関連リンク:沖電気工業の発表リリース
 
 
過去の記事↑




Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.