05/01/17
ファインアーク、Ogg Vorbis対応サウンドデコーダLSIを開発
 
 ファインアークは、MP3、WAVに加え、Ogg Vorbisにも対応した刄ーDAC搭載のサウンドデコーダLSI「FS-500(FA3121037)」を開発・試作したと発表した。

 ファインアークでは、2003年7月15日に『Ogg Vorbis対応携帯音楽プレーヤー用システムIP』を発表。FS-500は、このシステムIPの処理性能を実チップとして検証するために開発・試作したもの。

 同システムIPは、ハードウェアとファームウェアのアーキテクチャを工夫することで、OggVorbisの再生処理をソフトウェアで実装していながら、低クロック・省メモリでの動作を実現したとしている。

 32bitのRISC CPUを内蔵しており、組み込み機器のメインコントローラとして利用できるほか、ホストインターフェイスを介してホストコントローラの制御下でサウンド処理専用のサブマイコンとしても使用可能。

 また、刄ー方式のDACも内蔵しており、PWM入力のD級アンプなどの外付け部品を追加するだけで、システムを構築できる。

 さらに、また、ファームウェアは低クロックでも高効率で動作できる特徴を活かし、複数のOgg Vorbis音源を同時再生し、イコライジングやエコー、パン、位相シフト立体音像(3D再生)などの特殊再生機能も実現できるとしている。

 対応フォーマットはMP3、WAV(PCM/ADPCM)、Ogg Vorbis。さらに、WMA、AAC、AC3への対応も予定している。サンプリング周波数は32kHz、44.1kHz、48kHzに対応。単3電池1本でOggVorbis音声ファイルを連続38時間再生できる。電源電圧はIO部が3.3V、コアが1.8V。パッケージは試作機が144ピンのLQFP。製品版が176ピンのFBGAになる予定。

 なお、同社では玩具、電子辞書、家電品、家庭内設備機器、セキュリティー機器などの組み込み機器に、音楽・音声・警告音・効果音などのサウンド再生機能を手軽に実現するソリューションとして、ローエンド向けの低価格モデルとして「FS-300」も開発しているとしている。

<コメント>
ベンチャーとしてランセンスフリーのOgg Vorbisに目を付けたところまではよいが、オーディオプレーヤーは音楽配信が可能なコーデックがメインとなっており、Ogg Vorbisはオマケでしかない。この現状では、ローエンドモデルの方が見込みがありそう。

関連リンク:ファインアークの発表リリース
 
 
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