フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、HDDポータブルオーディオ向けの低消費電力半導体ソリューション「PNX0106」を発表した。
PNX0106は、画像再生を備えた高性能かつ低消費電力のポータブル オーディオ機器の製造に必要な多様な機能を1つに統合した半導体ソリューション。
パッケージサイズは12×12×1mm(縦×横×厚さ)。132MHzの「ARM926 EJ-S」と24bitのオーディオ用DSP、ADC/DACなどを集積している。
インターフェイスとしてIDEをサポートし、HDDを接続可能。さらにCFカードもサポートするほか、SD/MMCカードやNAND、NOR、SRAM/SDRAMも接続可能。様々なメディアに保存した音楽・映像ファイルが再生できる。
さらに、拡張用端子も備えており、Wi-Fi、Bluetooth、FMラジオなども追加できる。
音楽再生時の消費電力は60mWで、800mAhのバッテリを搭載した際の連続再生時間は45時間。
PCとの接続用にはUSB 2.0(15Mbps)を搭載。ホスト機能もサポートしており、デジタルカメラなどからPCを使わずに静止画を転送してHDDにコピー可能。静止画表示も行なえるほか、簡易動画の再生もサポートしている。
OSはLinuxを採用。具体的な対応フォーマットは、音声がMP3/WMA/AAC/AAC+/AAC+Enhanced/OGG。さらにADPCM/MP3形式での録音も可能。audible.comのオーディオブックフォーマットもサポートする。
静止画はJPEGをサポート。動画はMotion JPEGと、176×144ドット/15fpsのMPEG-4、WMVの再生が可能。LCD出力用デバイスを2系統備えており、一方をモノクロ用として曲名やシステム表示に利用し、一方をカラーにして動画表示やジャケット表示に利用するといった使い方もできる。
ほかにも、外部ビデオエンコーダを接続すれば、テレビなどへの出力にも対応可能。また、JAVAプログラムのロードも可能で、携帯電話用に作成されたゲームを遊ぶこともできるとしている。
サンプルとリファレンスボードの出荷は7月、量産出荷は10月を予定している。
<コメント>
HDDプレーヤーの半導体ソリューションとしてはiPodに採用されているPortalPlayerが有名。それに対抗する勢力として多機能かつ省電力がアピールポイントとなっている。これを採用したプレーヤーが次々と出てくることは容易に予想され、各ベンダーがどの機能を選択してくるかが注目される。
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