05/08/04
シーラス・ロジック、ポータブル機器向けステレオコーデックを発表
 
 米Cirrus Logicは、ポータブルオーディオ向けのステレオコーデック「CS42L51」を発表した。

 「CS42L51」は、ポータブルオーディオプレーヤーやMDプレーヤー/レコーダ、ボイスレコーダなどバッテリ駆動の機器向けステレオコーデック。

 最大の特徴は低電圧での高出力駆動で、1.8V時に16Ωのステレオヘッドフォンを使用した場合、46mWの出力が可能となっている。

 また、オンチップで負電源電圧を発生させることによりグラウンド・センター出力を実現。DCブロッキングコンデンサが不要になったため、ポータブル機器の小型化に有利であるという。

 マルチビット刄ーベースのADC/DACを搭載するほか、3:1ステレオ入力マルチプレクサ、プログラム可能なゲインアンプ、ステレオマイクロフォンプリアンプを採用している。

 また、低ノイズバイアス電源やデジタルシグナルエンジンなどを備え、低/高音ブースとやリミッタ、音声発振機などの機能を搭載する。

 既にサンプル出荷を32L-QFNパッケージで開始しており、1,000個ロット時の単価は3.95ドル。量産予定は2005年夏終わり頃としている

<コメント>
一時はポータブル向けの製品もあったはずだが、いつの間にかなくなっていたらしい。市場の活性化によって、こうした部品技術が向上していくのはよい循環に入っていると言えよう。

関連リンク:シーラスロジックの発表リリース
 
 
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