日立グローバルストレージテクノロジーズ（日立GST）は、1インチHDD「Microdrive 3K8」、および1.8インチHDD「Travelstar C4K60 Slim」をサンプル出荷開始したと発表した。
Microdrive 3K8は、プラッタ1枚構成で最大容量8GBを実現した1インチHDD。容量は6GBと8GBの2種類。
ディスク回転数は3,600rpm、平均シークタイムは12ms、バッファ容量は128KB。インターフェイスはパラレルATA/CE-ATA/ATA on MMC。
駆動電圧はパラレルATAモデルが3.3V、CE-ATA/ATA on MMCモデルが2.7〜3.6V。最大消費電流は310mA。
落下を内蔵センサーで検知し、ヘッドを退避させる技術「Extra Sensory Protection（ESP）」をオプションで設定。HDDに内蔵した3軸の加速度センサが落下状態を検出すると、磁気ヘッドを円板上から待避させる。
本体サイズは30×40×5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13g。
Travelstar C4K60 Slimは、容量30GB/プラッタを採用した1.8インチHDD。容量は20/30/40/60GB。
ディスク回転数は4,200rpm、平均シークタイムは15ms、バッファ容量は2MB。インターフェイスはUltra ATA/133。最大消費電力は1.4W。
本体サイズは1プラッタモデルが54×71×5mm(同)、2プラッタモデルが54×71×8mm(同)。重量はそれぞれ約46g、57g。
1プラッタモデルは、業界の同等製品より体積比で約10%少なく、1.8型HDDで最も薄く、最も軽い製品としている。
量産出荷時期は、Microdrive 3K8のパラレルATAモデルが2005年10月、ESP機能、CE-ATA/ATA on MMCモデルが2005年12月。Travelstar C4K60 Slimの1プラッタモデルが2005年9月下旬、2プラッタモデルが2006年第1四半期。
＜コメント＞
iPod、iPod mini以降、これらHDDの応用製品としてオーディオプレーヤーが当然想定されるものとなっている。大容量化もそれに合わせて以前より積極的になっている印象を受ける。
関連リンク：日立グローバルストレージテクノロジーズの発表リリース |
